離型剤
当社はACMOS社の日本総代理店として1997年より日本のお客様に向けて製品をご提供しております。
ACMOS社は世界各国に支店及び代理店をもち、ドイツの本社を始め、フランス・イギリス・アメリカ・ブラジル・中国の5箇所に支店を持っております。
日本を含め世界45ヶ所以上の地域で代理店が販売活動をしており、世界中同製品・同品質の離型剤をグローバルネットワークによって提供が可能です。
ACMOS社の製品は「地球に優しい製品」というテーマを持ち、品質作業環境の改善、コスト削減、作業効率UPを実現可能とします。
ウレタン用離型剤
ウレタン用離型剤は1962年より製造を開始し、石油系・水系・ハイブリット離型剤など様々なタイプの離型剤を用意しており、幅広い分野・用途へ最適な離型剤をご提案させて頂きます。
各離型剤の使用用途
軟質 | 半硬質 | 硬質 | ゴム | エポキシ | 硝子 | |
水性 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
× |
〇 |
ハイブリット | 〇 | × | × | × | × | × |
ハイソリッド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
石油系 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
固形 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
半焼き付け | × | × | × | 〇 | × | 〇 |
焼付 | × | × | × | 〇 | 〇 | × |
内添 | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 |
自動車分野 |
建材分野 |
靴産業分野 |
ハイブリッド離型剤
水性離型剤への切り替えにあたり、ACMOS社では 、PBB (Possible Bridge Building)溶剤から水性へ直接切り替わるのではなく、ハイブリッド離型剤を経由して水性へ切り替えて行くというプロジェクトを提唱しております。
水性離型剤への切り替えにあたり、ACMOS社では、 Possible Bridge Building というプロジェクトを提唱しております。
※水性へ切り替える際の問題点
- セル荒れ
- 劣る乾燥性
- 劣る脱型性
- 金型への堆積の速さ
- 急激なコストUP
を解決致します。
この PBB とは、溶剤から水性へ直接切り替わるのではなく、ハイブリッド離型剤を経由して水性へ切り替えて行くというプロジェクトです。
欧州では現在、溶剤離型剤は環境面・法規制の観点から、直接に水性離型剤へと切り替えられています。
しかしながら、日本で現在のところ水性離型剤の使用がほとんどございません。
軟質分野において日本の VOC 規制は欧州ほど厳しくないためハイブリッド離型剤のように(溶剤が20%ほど)入っていても現状問題ございません。
将来的には日本も水性離型剤への移行が望ましいのですが、溶剤離型剤からすぐに水性へと切り替えるのはコスト及び品質面の改善に時間を要するため、100%水性離型剤への切り替えは難しいのが現状です。 主な要因としましては、セル荒れ・表面状態・離型剤の乾燥性・金型への堆積、法律による規制がないこと等があげられます。我々は日本でも PBB 同様、100%水性の離型剤に切り替わる前の架け橋の役目として、溶剤と水性の中間にあるハイブリッド離型剤を提案しております。
- VOC 最大 80%削減
- 消防法の危険物に該当しないドライ表面状態(ベタッキ感無し)
- 金型への堆積率低減
- 溶剤と変わらない脱型性・乾燥性
お客様に応じて、離型剤をカスタマイズします

その他離型剤
ACMOS社は、ウレタン以外にも、様々な用途に合わせた離型剤を取り揃えています。
- 熱可塑プラスチック
- コンポジット
- ゴム
- ガラス
- ジシクロペンタジエン
- エラストマー